オンデマンド授業用の動画コンテンツを作成する環境として Cisco Webex Meetings を利用することができます。
概要
Cisco Webex Meetings は、主にPCの内蔵カメラ・マイクを使用してテレビ電話を行うツールですが、録画機能を利用することで講師映像やスライド映像を音声とともに収録することができます。(一度の録画では最大24時間まで可能)
録画された動画データはmp4形式ファイルとして作成され、利用者のWebexアカウント(クラウド)上に保存したり、自分のコンピュータ上に直接保存することができます。こちらの動画データや視聴用の共有リンクをmanaba等へ掲載することで、オンデマンド授業や授業補助コンテンツとして公開することができます。
また、本学ではCisco社との包括契約によりクラウド上の録画保存容量を無制限で利用可能となっておりますため(2021年度現在)、容量上限を気にすることなくご利用いただけます。
※通信環境・ご利用PC端末のスペックにより、自分のコンピューター上に保存できないケースもあります。
※CISCO社は、クラウド上の保存を推奨しています。クラウド上に保存したデータをMP4形式でダウンロードすることもできます。
なお、利用には本学全学メールアドレス(~@g.chuo-u.ac.jp)のアカウントが必要になります。
Webex全般についてはこちらをご参照ください。
事前設定-録画レイアウト設定-
Webex上で録画される画面レイアウトを設定します。
※録画される画面レイアウトの設定は「クラウド録画」時の機能となります。
※Webexサインイン後の画面からの手順となります。Webexに関してはこちらをご参照ください。
1.ホーム画面左側のメニューより「基本設定(歯車のマーク)」をクリック

2.基本設定メニューのうち「録画」をクリック

3.画面共有している場合の録画レイアウトを「ミーティングでコンテンツが共有されている時」から選択します。

①ステージビューは、画面のメイン部分にコンテンツ、画面上部にアクティブなスピーカーと他の最大 5 人の参加者のビデオサムネイルを表示します。
②アクティブなスピーカーのいるフォーカスされたコンテンツビューは、画面のメイン部分にコンテンツ、右上隅にアクティブなスピーカーの大きなサムネイルを表示します。
③フォーカスされたコンテンツ(参加者のビデオは録画されません)ビューは、画面のメイン部分に共有コンテンツのみを表示します。
※共有コンテンツとともにカメラ映像も録画したい場合は、「ステージビュー」か「アクティブなスピーカーのいるフォーカスされたコンテンツ」を選択し、共有コンテンツのみ録画したい場合は、「フォーカスされたコンテンツ」を選択してください。
4.画面共有していない場合の録画レイアウトを「ミーティングでコンテンツが共有されていない時」から選択し、最後に保存をクリック

①グリッドビューは、誰もコンテンツを共有していないときに、アクティブなスピーカーと他の最大 24 人までの参加者を表示します。
②ステージビューは、誰もコンテンツを共有していないときに、画面のメイン部分にアクティブなスピーカーを表示します。 アクティブなスピーカーおよび他の最大 4 人までの参加者のビデオサムネイルが、画面上部に表示されます。
③フォーカスビューは、誰もコンテンツを共有していないときに、画面のメイン部分にアクティブなスピーカーを表示します。
④ブランクビューは、共有コンテンツがないときに、空白のビューを表示します。
※共有コンテンツとともにカメラ映像も録画したい場合は、「ステージビュー」か「フォーカスビュー」を選択し、共有コンテンツのみ録画したい場合は、「ブランクビュー」を選択してください。
注意事項
どのようなビューを選択をしても音声の録音は可能となります。
操作方法①(録画の開始・停止)
※Webexサインイン後の画面からの手順となります。Webexに関してはこちらをご参照ください。
1.ホーム画面より「ミーティングを開始する」をクリック

2.Webex Meetingsのアプリケーションが起動し、プレビュー画面が表示されたら「ミーティングを開始」をクリック

3.並んでいるアイコンのうち「◉(レコーダー)」をクリック

4.「録画」をクリック

※録画先の選択を求められる場合は「クラウドで録画」「自分のコンピュータで録画」よりいずれかを選択してください。下記画像のように設定変更することもできますが、変更する場合は必ず録画を開始する前に保存先を変更する必要があります。
※ローカル保存の場合、ご利用のPCや通信環境により録画データが生成されない場合もあります。そのためCISCO社はクラウド上に保存を推奨しています。

5.画面右上に「◉」マークが表示され、録画中となります。音声の吹き込み、資料画面の表示などでコンテンツ作成を行います。 ※「レコーダー」のウィンドウは×で閉じます。

※資料画面の表示方法は操作方法②(録画中のスライド等資料の表示)をご参照ください。
6.録画を終了するには再度「◉(レコーダー)」をクリックし、「□停止」をクリック

※「停止」の左にある「一時停止」をクリックした場合、動画ファイルを分割することなく一時的に録画を止めることができます。停止後に表示される「再開」ボタンをクリックすると、再び録画を開始できます。
7.確認ウィンドウが表示されたら「録画を停止」をクリック

8.画面右上の「◉」マークが消え、録画が停止されます。

続けて別の動画データとして録画する場合は再度3.からの手順を行います。終了する場合は並んでいるアイコンのうち「×」をクリックして終了します。
※Webexアカウント上に保存された録画ファイルの確認は「操作方法③ (録画された動画データの確認) 」をご参照ください。
※「自分のコンピュータで保存」をして録画する場合は録画時にファイル保存先を求められますので、指定したフォルダに保存されます。(下記確認画面はMac端末で録画する際の表示例です。)

以上で録画操作は終了です。
操作方法②(録画中のスライド等資料の表示)
1. 録画中にスライド等資料の画面を表示するには「↑(コンテンツを共有)」をクリックし、共有する画面を選択して「共有」をクリックします

※「画面」ではPCの画面表示全体を録画、その他は開いているウィンドウ(アプリケーション)別で録画されます。いずれもマウスポインタの移動操作も録画されます。
2.共有画面が表示され、録画されます

※Webブラウザ画面の遷移や、PowerPointスライドショーなどを表示させ、音声とともに録画することができます。
3.画面の録画を終了するには「共有を停止」をクリックします

操作方法 ①(録画の開始・停止)にあります録画終了操作をしない限り、Webex録画自体は終了しませんので、引き続き動画コンテンツの作成を続けることができます。
操作方法③(録画された動画データの確認)
録画された動画データはご自身のWebexアカウント上に書き出されるため、ブラウザからサインインして確認します。Webex Meetingsのアプリケーション上では確認できませんのでご注意ください。Webexサインインページはこちら。
1. ホーム画面左側のメニューのうち「◉(録画)」をクリック

2.録画された動画データがmp4ファイルで格納されたことを確認します。

※録画データの書き出しには時間がかかります。録画停止後すぐに確認しても、下記画像のように書き出し完了までは「生成中…」と表示されるのみで動画の内容の確認はできませんのでご注意ください。

作成した動画コンテンツの公開方法について
上記までの通りにWebexの「クラウドで保存」で録画した動画データを「共有」したり、「ダウンロード」または「自分のコンピュータで保存」で録画して保存したmp4ファイルをもとに、manaba等で動画を公開することができます。
Webex上での動画の共有方法はこちらをご参照ください。
(クラウド保存されたデータのストリーミング配信方法は、こちらをご参照ください。)
※manabaでの動画ファイルの公開方法はこちらをご参照ください。